正しく恐れる
新型コロナウィルスの終息が見えない。この場をお借りして、亡くなられた方々へ心よりお悔やみ申し上げます。また罹患された方々に一日も早い回復をお祈り申し上げます。今朝、朝刊を読んでいると毎日新聞のコラムに「正しく恐れる」というコラムがあった。
そのなかで医師の鎌田實さんの言葉として①感染力や症状など「敵を知る」②心配しすぎない③丁寧な手洗い④冷静に恐れるを挙げていた。私はそれに「情報の真贋の見極め」を加えたい。SNSなどで根拠の薄い様々な情報が流布されて、それを信じた人々がトイレットペーパーやティッシュペーパーに殺到している。それがメディアやSNSで流れて人々の不安をあおっているようだ。
政府がいくらあると言っても、政府発表を信用しないで店頭に殺到する。私は昭和48年の第1次オイルショックを経験した。当時、洗剤やトイレットペーパー不足などで大変な混乱を経験したものの一人として、あの貴重な経験を次の世代に伝え切れていないなと痛感している。
なんの慰めにもならないが、オーストラリアやカナダでもトイレットペーパー騒ぎが起きているとの報道に触れると、いずこの人々も同じかとおもう。高度情報社会だからこそ正しい情報を見極める眼力を養い、「正しく恐れる」心構えでこの難局に対処したい。
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