2022年12月28日　歳の市

浦河町内で歳の市が開かれなくなって数年が経つ。歳の市があったときは出かけて行ったら、まず繭玉の木を選ぶことからはじめる。次に松の枝や神棚飾りやお札等々を購入する。歳の市があったときは一か所で準備できたがそれができなくなった。

最近は繭玉の木の購入先はホームセンターで、少し味気ない気もする。31日はあれやこれや大忙しで、繭玉や神棚、玄関を飾りつける。終わってほっとすると大みそかの夕方がいつもの流れである。こどもの頃に一日飾りはよくないと、祖母に教えられたが仕事の関係もあり勘弁してもらっている。

正月に町を歩くと玄関に松飾をしていない家も多くなった。かってはあたりまえのように着けていた車のフロントの松飾はめったに見なくなった。こうして人々の暮らし方や習慣は、年々少しづつかわっていくのだろうか。ホームセンターで繭玉の枝定めをしながら、世相の移り変わりを思うそんな季節になった。

みなさん、新年こそコロナも落ち着き世界が平和で安寧な年となりますように。そしてみなさんにとって明るい一年となりますように、心より祈念いたします。