インドとの距離

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浦河町をはじめ日高管内の軽種馬の牧場には、多くのインド人が働いている。日高の主要産業の一つである軽種馬の生産や育成には、今やインド人をはじめ外国人材が必要不可欠となっている。

インドには23の民族と22の言語があるともいわれている。そのなかでも4割強の人が話すといわれているヒンディー語だが、日本人の話者は少ない。浦河町に増えているインド人の生活サポートにと、ヒンディー語の話者で浦河に住める人を探したが探し出すまでが大変だった。

まもなく「国民総生産」で日本を追い越すと予測されている、同じアジアの大国である。経済の面ならず重要な交流先となるであろうインド。しかし、日本にとってインドは、あまりにも近くて遠い国になってはいないか。われわれ日本人はインドに対する交流の熱量を上げたほうが良い。そんな思いを強くしている。
 
先日、インド大使館を訪ねシビ・ジョウジ大使閣下と面談する機会をいただいた。インドで大きなシェアを持つ自動車メーカーと、北海道知事が同じ名前であることなど大使はジョークも交え有意義な時間を共有できた。

桜の時期に浦河を訪ねていただき、同胞を激励してほしいと要請し、検討していただくこととなった。これからもさまざまな取り組みを通して、浦河にとって近くて近い国となるよう努力したい。

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