アイヌ文化の伝承と森の再生を目指して
町と浦河アイヌ協会は3月24、アイヌ文化の伝承や保存のため、シナノキとガマの植樹をうらかわ優駿ビレッジAERUおよびピスカリの森で行いました。
水辺に生えるガマや広葉樹であるシナノキは、アイヌの民が伝統的なござや儀礼用の織物などの材料として使っていたのもので、アイヌ文化を育んできた植物です。
植樹に先立ち、大地や沼の神に苗を植えることを伝えるため、カムイノミで祈りを捧げてから、土を掘り起こし苗を植えました。
この取り組みは今年で4回目となり、同協会の遠山長寿副会長は「苗を地道に植えていくことで、植えたものが育ち、それを使って作品などを作れたらといいなと思う」と話しました。